ファクタリングにおけるデメリットは?
6つのデメリットを解説!
ファクタリングは「早い・審査が緩い・負債にならない」という大きなメリットがある一方、 ①手数料負担②調達上限③情報開示リスク④登記コスト⑤悪質業者⑥常用依存の6つの デメリットを理解し、使いどころを見極めることが不可欠です。
1.手数料が高い
- 2社間:5〜20%、3社間:1〜10%が相場。
- 金利換算すると年率30〜100%を超える例も。
対策:複数社見積・3社間の検討・銀行融資との併用。
2.売掛金が調達上限
- 債権額≒調達可能額(MAX90%程度)。
- 大型の仕入や設備投資には不足する場合が多い。
対策:複数債権の束ね売却/融資とのミックスファイナンス。
3.取引先に知られるリスク(3社間)
- 「資金繰り悪化」と誤解され信用低下の懸念。
対策:2社間利用・説明資料を用意し不安を払拭。
4.債権譲渡登記コスト(2社間)
- 登記費用7,500円+司法書士報酬5〜10万円。
- 登記事項は誰でも閲覧できる=情報開示リスク。
対策:登記不要の業者選定/登記抹消のタイミングを確認。
5.悪質業者の存在
- 実質闇金:手数料50%超/契約書不交付/脅迫的回収。
対策:協会加盟・所在地・代表者・手数料上限を確認。
6.依存による自転車操業
- 毎月「先食い」→粗利益が目減り→資金繰り悪化のスパイラル。
対策:スポット利用に限定/売掛サイト短縮交渉・コスト削減を並行。
【ファクタリングを安全に使う5カ条】
1.見積は必ず2社以上で比較
2.手数料と歩掛収益率をシミュレーション
3.償還請求権なしを契約書で確認
4.日本ファクタリング協会加盟・行政処分歴なしを選ぶ
5.使い続ける場合は毎期ごとに「依存度」を数値化(売掛金総額に対する利用額%)
7.まとめ
以上、ファクタリングにおけるデメリットを紹介しましたが、ファクタリングにはもちろんメリットも多数あり、そのため多くの事業者が注目しています。ファクタリングのメリットには以下のようなものが代表例です。
- 早期入金が可能
- 取引先が倒産に影響されない
- 自社の業績が良くなくても問題なし
- 手続きに手間がかからない
- 資産のオフバランス化が可能
ファクタリングのデメリットを把握することで、ファクタリングという資金調達方法が本当に自分に適しているか、判断できます。よく考慮してファクタリング利用を決定しましょう。
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